私とAtomic Floydの出会い
私がアップル営業本部長であった2000年、秘書がある箱を机の上に置き「これを販売してくださいとの連絡がマーケティングからありました」と伝えられた。箱の中身はiPodという音楽プレーヤーだった。
iPodは革新的なオーディオプレーヤーだったが、同梱されたヘッドホンは口径が大きく高音の鳴りが悪い安価な物だった。それから「最高の音」を求めShureやEtymotic Researchのハイエンドヘッドホンを買いあさった。今でもこれらのヘッドホンを所有し、音比べに使用している。
ある日、弊社へAtomic Floyd社というイギリスのオーディオメーカーの社長から「素晴らしい製品がある、是非検討してくれ」と連絡を受けた。 社名も私の大好きなPink Floyd(70年代イギリス代表的プログレバンド)のアルバム「Atom Heart Mother」を 思い浮かべる名前だった。 早速サンプルを取り寄せた。「Oh My God」と思うほど斬新かつ高級感のあるデザインに驚いた。 そして試聴して腰が抜けた。なんと言うバランスのいい音。低音がちゃんと出ているのに中域と高域が全く犠牲になっておらず、スタジオで録音された音が全部聞ける。それもこんなに小さな装置で。。。私の人生はAtomic Floydに大きく変えられることになる。音楽は音が良ければ良いほど麻薬的に人間の神経へ影響を与える。もうAtomic Floyd無しでは私は音楽を聴けない体になってしまった。

